散骨をするには

献花する女

先日母に「私が死んだらどこか海にでも散骨してくれ」といわれました。「そうねえ、安くすみそうだし楽でいいからそうしてあげるよ」と答えました。冗談とも本気ともとれない風に。でもふと気になりだしました。散骨。粉骨してから思い入れのある場所などに撒く死者の弔い方ですが、はたして本当に安くすむのでしょうか。楽なのでしょうか。色々と調べてみました。母の最期の時のために。希望に沿って母の満足のいく弔いができるように。 調べて驚きました。散骨業者がちゃんとあるのですね。これは近年の少子高齢化と核家族化や宗教にとらわれず葬儀やお墓が自由な発想に変わってきたことが伺えます。その散骨プランも実に様々で海や山に撒くプランや、なんと宇宙に撒く「宇宙葬」まであります。宇宙葬には驚きましたが、今回は母が望む海に撒くプランについて調べてみました。

散骨は様々な方法でできるのですが、それには未だはっきりした法律はなく、勝手に撒いても特に罰せられたりはしないのですが、それでもマナーがあります。思い出深いその場所は実は他人の私有地だったりするのです。母は海に撒いて欲しいと簡単に言っていますが、明らかに迷惑行為になる撒き方はいけません。例えば海に撒くにしても人で賑わう海水浴場や養殖場での行為などはマナー違反ですし、母も浮かばれないでしょう。誰にも迷惑がかからない沖合いに撒くのが望ましいのです。 ある散骨業者の沖合いで撒くプランを調べて見ると委託散骨、合同散骨、個人散骨に分かれてそれぞれ船を用意しており、業者の方に撒いてもらう委託だと5万円。複数の遺族が乗りあっての合同だと10万円。一隻船をチャーターして親族だけでする個人だと25万円からします。これに色々オプションをつけるのでもう少しかかりそうです。決して安いとはいえませんね。もっとも派手な葬儀をするよりはシンプルに済ませることはできそうですが。 考えて見ると自由奔放な母の性格にはぴったりです。昔堅気の父を説得するには少々時間がかかりそうですけどね。娘としては満足のいくお別れを願っています。